債務整理とは何ですか?
わかりやすくいうと、借金の問題を解決する方法です。
解決する方法として、いろんな方法があります。
借金を減らしてもらう方法もあれば、借金を返す期間を延ばすことによって、借金の負担を軽くする方法もあります。また、借金をゼロにする、そんな方法もあります。
債務整理というと、いわゆるブラックリストに載るとか、家を手放さないといけなくなるとか、車を手放さないといけなくなるとか、家族に知られてしまう、職場に知られてしまい、仕事を辞めないといけなくなる。そんなイメージを持っている方が多いようです。
しかし、そういったことはないです。
というか、ブラックリスト(正確にはブラックリストというものはないです)についていうのであれば、借金の返済が滞っている状態で、すでに信用情報機関に「事故情報」として記載されています。
そのため、債務整理したからブラックリストに載る、というのはちょっと意味が違います。
また、家や車を手放さないといけないという話ですが、その状況になるのは、自己破産の手続きの場合です。
自己破産の場合であっても、必ずしも家や車を手放さないといけない、というわけではありません。それぞれの状況によりますが、賃貸の住宅であれば家賃の滞納をしていなければ大丈夫ですし、車についても、売却価格が20万円以下なら手放さなくてもいいというケースもあります。
ただ、個々の状況によって異なります。なので、実際に債務整理する中で、司法書士や弁護士の方に相談してからでないと、絶対大丈夫、とはいえませんが。
そして、家族や職場に知られてしまう、という点ですが、家族が借金の保証人になっている場合は、借金の支払いの請求が家族にいくので、ばれてしまいます。しかし、そうでなければ、知られることはありません。
職場にしても、同じです。
むしろ、職場のほうが、司法書士や弁護士には守秘義務があるので、わざわざ伝えることはないです。
そして、債務整理の情報が載るのは、官報という行政の文書に載るだけです。
そのため、一般の方が知ることはまず、ないです。
そういうわけなので、債務整理は、決して怖いものではない。そう思っていいです。